冬が旬のバタビアレタス。それを夏に栽培しようという試みを行いました。今日は夏に栽培するバタビアレタスの話をしていきたいと思います。
こんにちは。のはやさいをやっているりょだよ!
今日はバタビアレタスの話なんだ!
バタビアレタスのバタビアとはなんぞや!?
まずは、バタビアレタスの詳細からお伝えします。
そうそうバタビア… ん?バタビアとは何だ?
レタスといえば玉レタスを思い浮かべる方は多いと思いますが、レタスといっても実は色、食感、形状、葉質によっても異なる種類があります。結球しなレタスの代表する種類は、リーフレタスや、サニーレタスなどがあります。その代表するレタスの仲間にバタビアレタスもあり、フランスではよく食べられる種類のレタスです。
見た目は鮮やかな緑色で、葉先が細かいフリル状になっているため、リーフレタスによくにているが,葉の枚数が多い分ボリュームがあるレタスとなっています。
ヨーロッパでは普通に食べられているんだ!ボリュームがあるレタスなんだね!
レタスの生態
それにしてもなぜレタスは冬が旬で夏は時期外れなんだ?
それは、レタスを栽培するときに大きな課題が2つあるからです。その一つしては、高温時に種子が休眠に入って発芽しにくくなるからです。
え!種も眠るんだ!
そもそも、レタスの栽培・発芽適温共に、15℃~20℃、で、30℃と4℃以下では全く発芽しません。沖縄の冬の平均気温は18℃前後でちょうど適温なので多く栽培されて旬を迎えます。30℃を超える沖縄の夏の気候は、本来レタス栽培には向いていません。
沖縄の夏はレタスにとっては暑すぎるんだね!
そして、もう一つの理由はレタスは高温時と長日(太陽が上がっているのが長くなる)によって花芽分化が誘起されるからです。花芽分化とは、栄養成長から生殖成長へ切り替わることにより、将来花になる「基」が形成されることで、そのまま育てると花が咲いてしまいます。花が咲くときにシュルシュルと花芽がついた茎が伸びていき「とう立ち」(抽台)がおきます
ちょっと説明が難しすぎて意味がわからない。
簡単に言いますと、夏場のレタスは、花が咲きやすくなり、ひょろひょろっと細長い茎ができてしまいます。
とう立ちしたレタスは固くなったり、苦くなったりして商品にならないからね…
レタスの旬は冬な理由
それじゃ、30℃を超える真夏にどうやって発芽させるの?
それは、詳しく書くと難しくなるので、簡単に説明しますと、一度特殊な方法で種子を冷蔵保存し、播種してます。そうすることで、気温が下がったと、種子が季節を勘違いして、発芽することができるのです。
そうなんだ、野菜も勘違いすることってあるんだね!はじめてしったよ!
ちなみに、植物を勘違いさせて栽培する方法は結構多くあり、代表されるのはビニールハウスです。
ビニールハウスは、寒い時期にビニールで保温して、寒い時期に暖かい季節の野菜を作る栽培方法です。
うーん。ということは、花芽分化も植物を勘違いさせて花を咲かせない方法とかあったりするの?
花芽分化については勘違いさせるというよりは、できるだけ花芽分化を遅らせるという方法をとってます。販売されている野菜の種には、花芽分化が遅い品種があるのでそのような品種を選んでます。
バタビアレタスのなかでもいろんな性格な子がいるんだね。
バタビアレタスの食べ方
バタビアレタスって普通のリーフレタスと比べて味はどう違うの?
バタビアレタスは普通のリーフレタスと比較しても、レタス特有の苦みが少なく、
ほんの少し甘みを感じられるレタスとなっています。野菜嫌いのお子様にも食べてもらいたいレタスになっています。食感はシャキシャキと歯ごたえがよく、サラダなどの生食に向いています。
僕は、焼き肉に巻いてたべたいね
まとめ
冬が旬のレタスは夏に栽培するには難しいところもあるけど、どうにかこうにか工夫すると、なんとか栽培することができるんだ!
生食に向いているバタビアレタスぜひご賞味ください!