🌿 琉球時代の農業書に学ぶ!先人たちの知恵と二十四節気【のはやさい】

こんにちは、のはやさいです。

最近、現代の農業指導書をよく読んでいるのですが、ふと気になったことがありました。

「琉球王国時代の農業って、どんなものだったんだろう?」

日本は古くから農耕民族の国。
琉球もまた、長い歴史の中で農業を続けてきた国です。

もし昔から農業を営んでいたのなら、当時の琉球にも農業書が残されているのでは?
そんな疑問が頭から離れず、ついに沖縄県立図書館へ行ってきました📖✨

調べてみると、やはり琉球王国時代にもいくつかの農書が存在していました!
今回はその中から、「安里村高良筑登之親雲上 田方并芋野菜類養生方大概之心得」 をご紹介します。

そして、前回書いた「二十四節気」とも関連が深いので、そちらも参考になればと思います🌱


📖 安里村高良筑登之親雲上 田方并芋野菜類養生方大概之心得

この文献は、安里村(現在の那覇市安里)高良筑登之親雲上(たからちくどうんぺーちん) がまとめたもの。

稲・さつまいも・野菜類の作り方 が記されており、作成年代は未詳ですが、
琉球王国時代の農業の様子を知る貴重な資料です。

今回は、その中でも現代でも栽培されている、
山芋
きゅうり
まくわ瓜
冬瓜
ナス
人参
にんにく
らっきょう

の栽培方法を、本文と現代語訳を交えてご紹介します✨


🌱 琉球王国時代の野菜の作り方

🥔 山芋

一、山芋雨水之節、くちかくわい穴に入植、みとりきさし以後、川しいり掛、京くわい無用。

🌱 山芋は、雨水の節(2月後半頃)に、腐熟した堆肥を穴に入れて植え付ける。
🌱 芽が生えてきたら、川の溜まり水をかける。
🌱 下肥(人糞肥料)は不要。

🥒 きゅうり

一、木瓜も、右節に蒔かきくわい入植、一尺程萌立候時、薄水くわい掛。

🌱 きゅうりも雨水の頃に種を播き、堆肥を施しておく。
🌱 苗が30cmほど伸びたら、薄い液肥をかける。

🍈 まくわ瓜

一、青瓜、右同断。

🌱 まくわ瓜の栽培方法も、きゅうりと同じ。

🎃 冬瓜

一、冬瓜驚蟄之節、くちかきくわい穴に入蒔、萌立以後しいり水掛。

🌱 冬瓜は啓蟄(けいちつ/3月上旬)に、腐熟した堆肥を穴に入れて種をまく。
🌱 芽が出たら、台所の溜まり水をかける。

🍆 ナス

一、茄子、秋分之節蒔、かきくわい入植、水くわい掛。

🌱 ナスは秋分の頃(9月下旬)に種をまく。
🌱 堆肥を施して、液肥をかけながら育てる。

🥕 人参

一、黄大根、畠丈夫に拵、六月中蒔。

🌱 人参は畑をしっかり準備して、6月中に播種する。

🧄 にんにく

一、ひる、寒露之節三寸程深かきくわい入植。(略)
右八九月植之いも畠にも植、其時は大垣三尺、小垣一尺程明

🌱 にんにくは寒露(かんろ/10月上旬)の頃、9cmほどの溝を掘り、堆肥を施して植える。
🌱 8月・9月には、さつまいも畑にも植えることができる。
🌱 その場合、広幅植えなら90cm、小幅植えなら30cmの間隔で植える。

🧅 らっきょう

一、落京、霜降の節三寸程穴掘、かきくわい入植。(略)

🌱 らっきょうは霜降(そうこう/10月下旬)の頃、9cmほどの穴を掘り、堆肥を施して植え付ける。


🔍 まとめ|琉球王国時代の農業と二十四節気

この農書を読んで感じたのは、琉球王国時代の農業は二十四節気と密接に関係していたということ。

雨水(2月)に山芋・きゅうり・まくわ瓜を播く
啓蟄(3月)に冬瓜を播く
秋分(9月)にナスを播く
寒露(10月)ににんにくを植える
霜降(10月下旬)にらっきょうを植える

現代の農業では、暦よりも気温・土壌条件・品種を重視しますが、
昔の農業人たちは「二十四節気」を目安に種まきをしていたんですね😲

また、今回紹介した作物以外にも、

ごぼう
そら豆 などの栽培方法も記録されており、
琉球時代には意外と多くの種類の野菜が育てられていたことが分かります。


🌱 次回は「Part2」!さらに掘り下げます

今回は、琉球時代の農書の一部を抜粋してご紹介しましたが、
まだまだ興味深い内容がたくさんあります!

特に、潮の干満と農業の関係についても気になるところ…。

次回は、さらに詳しく「琉球の農業の知恵」を掘り下げていきたいと思います!

それでは今日はこのへんで👋


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参考文献

日本農書全集 第34巻 ‐社団法人農山漁村文化協会刊‐